平尾駅徒歩7分、薬院駅徒歩8分タイ古式マッサージ&パーソナルジム代表が考える被爆80年を迎えて思うこと
こんにちは。
平尾1丁目でタイ古式マッサージ整体&パーソナルジム「BOOS fit」の代表をしています山路達也です。
その他にも「エニタイムフィットネス六本松店」でも契約パーソナルトレーナーとして活動をしています。
さて、自分の出身は長崎市内で元々長崎で活動していたことから現在も長崎でお客様がいるため、週に1回長崎へ帰っています。
今日このブログを書いてるのが8月9日ということで、一般的な教養がある方なら誰でも知っている長崎の原爆について
そして核兵器や日本の将来のことについて書いてみたいと思います。
やや政治的なメッセージになる可能性もありますが、あくまで個人的な意見ですので悪しからずお読みください。
1945年8月9日午前11時2分第2目標・長崎上空にて原爆投下
アメリカのマンハッタン計画の中では元々原爆の投下目標は5箇所
新潟、横浜、京都、小倉、広島の五都市でした。
当時京都を除く4都市には軍需工場が立ち並んでおり、なおかつ大きな空襲も避けていた都市が選ばれました。
しかし京都には日本人への心理的圧力という部分が大きく、この時からアメリカは民間人の被害も念頭に計画を進めていたことが伺えます。
この時長崎は入っていませんでしたが、当時のスティムソン陸軍長官の強い意向で最終的に京都は外され長崎が追加されることになりました。
ちなみにスティムソン陸軍長官は日本人の精神的支柱である京都に原爆を投下することは終戦後の占領計画に悪影響が出ると考えたと言われていることを加筆しておきます。
最終的に、
第一目標:広島
第二目標:小倉
予備目標:長崎、新潟
という順番が決定しました。
8月6日に広島へ投下された原爆に続き、2発目の原爆(通称「ファットマン」)を搭載したB-29爆撃機「ボックスカー」は、8月9日早朝に沖縄を経由して小倉へ向かいました。
しかし、現地上空は厚い雲と靄(もや)に覆われており、目標の視認が困難な状態でした。
前日に八幡製鉄所(北九州)が空襲を受けていました。
これは原爆の計画が軍内部でもトップシークレットとされており、現場レベルでは何ひとつ共有が無かったことを示唆しています。
燃料も残り少なくなってきたためB-29は、予備目標である長崎への進路変更を決断します。
長崎もまた雲が多い状況でしたが、投下直前にわずかな晴れ間が現れ、目標が確認できました。
午前11時2分、長崎市北部の浦上地区上空約500メートルで原子爆弾が爆発。
市街地の大部分が壊滅し、7万人以上が死亡したと推定されています。
全ての日本人に問いたい被爆国としての核兵器との向き合い方
被爆当時の凄惨な状況はここでは書くことも出来ないほどの状態だったと言われています。
約3万人は原爆の炸裂とほぼ同時に死亡し、生き残った方も爆風でガラスが全身に刺さったり、皮膚が着物のように剥がれて腕にぶら下がっていたりと。
熱い熱いと言いながら浦上川へ飛び込んだ人のご遺体で川の流れがせき止められたという話しもあります。
このような凄惨な兵器は二度と使うべきではありませんし、出来ることならこの世から核兵器は廃絶すべきです。
しかし現実に目を向けると1度手にした武器を自らの手で手放せるほど人類は強くないことも自覚すべきでしょう。
化学兵器やクラスター爆弾など戦争という外交手段で禁止されている武器が未だに使われることがあることから、その事は認めざるを得無いと思います。
また話が飛びますが戦争というのはただの命の奪い合いではなく外交手段です。
国際的なルールがあり、それに則って正式にお互いの国の軍隊が戦うわけですが、ウクライナやパレスチナを初めとする大規模な戦線が形成されると民間人に多数の被害者が出て、禁止されている武器の使用が確認される場合も多々報告されています。
このように人類は手にしたものを使いたがるし、あくまで最終的な外交を有利に展開するために出来ることは何でもするというのが人類の愚かさです。
その中で核兵器は最も強い政治的カードになります。
インドとパキスタンの紛争が両国の核武装をきっかけに大規模な戦闘が落ち着いたり、核保有国同士で大きな争いが起きないことを見ると、核兵器の抑止力にも納得がいきます。
日本は被爆国であり、国民の核兵器に対する嫌悪感は根強く、核不拡散条約にも署名していますが核兵器禁止条約には署名批准はしていません。
理由はアメリカの「核の傘」の下にいるからです。
日本は表向きで核兵器の廃絶を訴えながら、自らはその核兵器の傘に守られているという非常に矛盾した国である事は随分昔から指摘されている事で、この国が持つ「本音と建前」「理想と現実」がそこにはあります。
核兵器の理想と現実
そして日本の核武装論について
理想と現実は分けて考える必要があります。
理想は理想として国際社会に訴えることは必要でしょう。
それと同時に現実問題として日本は核兵器に守られている、抑止力を持っていることも受け入れなければいけません。
核兵器の抑止力は言うまでもありません。
変な団体はこの抑止力までも否定しますが、ここで抑止力について考えてみましょう。
例えばあなたはなぜ蚊を叩くのでしょうか?
それは目の前で飛ばれると不快だからで、叩いてたとえそれが失敗してもリスクが少ないからです。
では蚊を叩いて失敗するとその蚊が100匹の蚊を連れてあなたを刺しに来ることがわかっていたら簡単に叩くことができるでしょうか?
多くの人が躊躇うと思いますがこれが抑止力です。
要するに戦力も持たずに平和を保とうとするならそれは日本ではなく諸外国でそのようなデモや主張をすべきなのです。
日本はこの抑止力の中でもアメリカの核の傘にその安全保障を任せてきました。
日本の総理大臣の重要な仕事は米大統領に、有事の際は核報復を含む日米安保条約に基づく米軍の出動があることを直接発言させることです。
2000年代初頭に北朝鮮で初めての核実験が行われた時にはアメリカのライス国務長官が来日し核の傘について明言したこともありましたが、その前には日本の政治家による日本の核武装論をチラつかせてアメリカとの駆け引きをしたことがあります。
アメリカはこれ以上の核兵器拡散を望んでおらず、特に日本が核武装すれば北朝鮮の核武装化をある意味正当化するだけではなく韓国や台湾も核武装に踏み切り、東アジア全体の安全保障が崩れる可能性もあります。
もちろん日本の核武装について日本の政治家もアメリカの政治家もするとも出来るとも思ってはいませんが、日本国内に核武装論が存在すること自体をアメリカは軽視することが出来ないのです。
ある意味でアメリカを脅す文句として核武装論は必要ですが、たまに本気で日本も核武装すべきと思ってる方もいます。
現段階でその手段は利口ではありません。
核武装とその維持にはとんでもない費用がかかります。
日本が核武装すればその維持費だけで数千億円から数兆円のお金が必要になると言われています。
これは日本の防衛予算の15%ほどに相当しますが、そうなるとアメリカの核の傘からも外れることになります。
すると何が起こるかというと、米軍が担っている日本の船の航路の安全を日本は自衛隊でしなくてはいけなくなります。
真の独立主権国家として日米関係が悪化した際の事を考えればアメリカのような空母打撃群を少なくとも5つは保有し、1つは日本海、1つは東シナ海やインド洋、3つは太平洋に展開する事になるでしょう。
防衛費をGDP比で2%にすることで不満が出るような昨今の国内情勢ではとても不可能に思えます。
このように日本の核武装は東アジアの安全保障環境を緊張させ、アメリカの対日感情も悪化させるうえに国際的な批判も招くことから現実的ではありません。
ただ、先にも述べたように日米安保条約がある以上、交渉のカードとしての日本核武装論は持っておくべきと個人的には考えています。
最後に
世界唯一、最後の日本は被爆国として核兵器の恐ろしさを世界に発信し、出来ることなら核兵器を廃絶する理想の世界のために努力する必要があります。
自分自身は核兵器のない世界がいつか来て欲しいと願っています。
しかし現実的な安全保障問題としてアメリカの核の傘の保証を確実なものにする政治力も必要です。
核兵器の廃絶は、人類の愚かさを思えば現実的ではないかもしれません。
それでも、核兵器が再び使われない世界を守るだけの理性と崇高さが、人類にはまだ残っていると信じたいです。
サービス紹介
西鉄平尾のパーソナルジム ブースフィットではトレーニングとタイ古式整体を組み合わせ、運動不足の解消や腰痛・肩こり・頭痛・膝の痛みなど不調の改善をサポートします。薬院・高宮エリアからもアクセス良好。
天神3丁目に「ブースフィット天神店」もオープンし、活動場所が広がっています。
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このコラムを書いた人
平尾のパーソナルトレーニングジム ブースフィット代表山路 達也

保有資格
- NESTA-PFT
- 全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会
- 日本タイ古式マッサージ協会認定アドバンスセラピスト
- 日本ファンクショナルトレーニング協会認定トレーナー
- 柔道整復師 国家資格
指導歴
- 長崎ドリームFC(2011年〜)
- 海星高校ラグビー部(2011年〜2018年)
- 海星高校男子サッカー部(2015年)
- 長崎女子商業高校卓球部(2015年〜2019年)
- 長崎県女子ラグビー国体チーム(2018年)
- 諫早農業高校ラグビー部(2021年〜)
- 諫早農業高校野球部(2021年〜)
メッセージ
『一生モノの健康に寄り添うパートナーとして一緒にお客様の健康を創ります』
ブースフィットの事業理念に僕のトレーナー人生の全てが集約されています。
ボディメイクから始まったパーソナルトレーナー活動も様々な現場やお客様と触れ合う中で、ボディメイクのためのトレーニングが出来ないお客様が非常に多い。
肩こりがひどすぎて腕が上がらない、腰痛があってトレーニングが怖い…
そのようなお客様に対してどのようなサポートが出来るのか。
辿り着いた答えは“機能改善と健康づくり”
これらをトレーナーのエゴで進めるのではなく、お客様の生活環境などを踏まえて多角的にご提案します。
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