スマホ首の怖さを平尾のパーソナルトレーナーが徹底解説！

2024年4月5日

福岡市中央区平尾のパーソナルジム代表が徹底解説！スマホ首の本当の怖さ…

スマホ首は専門的にはストレートネックと呼ばれるものです。
通常、背骨は横から見るとS字に湾曲しています。
この湾曲は衝撃を吸収したりするのに役立つため、湾曲が消失してしまうストレートネックはそれだけでもかなりやばいです。

しかしスマホ首の怖さはそのレベルに留まりません。
皆さんの命にも関わりかねない重大な疾病や症状に繋がることもあるのでぜひ最後までご覧ください！

スマホ首の怖さを平尾のパーソナルジムオーナーが徹底解説！姿勢悪化編

スマホ首ではなんと言っても姿勢が悪くなります。
スマホ首は、長時間スマホやタブレットを使用することによって生じる姿勢の変化に関連しています。
通常、スマホやタブレットを使用すると首を前方に曲げて画面を見るため、首や肩の筋肉が長時間にわたって負担されます。
このような姿勢は首や背中の筋肉に不均衡をもたらし、頚椎や肩の関節に圧力をかける可能性があります。
この姿勢不良は専門的には円背(えんぱい)と言いますがこの後紹介する様々な症状のスタート地点に当たります。

また、大前提として便宜上、スマホ首という言葉を使っているだけでこの姿勢不良はスマホ以外でも起こり得ることをここで予めお伝えしておきます。

スマホ首の怖さを平尾駅徒歩7分のパーソナルジムオーナーが徹底解説！姿勢不良からの筋緊張と痛み

スマホ首の代表的な症状の一つは首や肩の筋肉の緊張や痛みです。
長時間同じ姿勢を続けることで首や肩の筋肉が緊張し、血流が阻害されることがあります。
これにより筋肉の疲労や炎症が引き起こされ、首や肩の痛みやこりが生じる可能性があります。
また頚椎や肩の関節にも圧力がかかることで、関節痛や頭痛の発生を招くことがあります。

首周りの筋肉はただでさえ血流が悪く、コリが引き起こされやすいため同じ姿勢をずっと取っているスマホ首は首こりの大敵です。
また、姿勢不良が長く続くとその状態で筋肉が固まってしまいます。

そして次に出てくる症状が…

スマホ首の怖さを平尾のパーソナルジムオーナーが徹底解説！筋の緊張から来る関節の変形と神経の圧迫

長期間の不適切な姿勢が続くことで関節の変形を引き起こす可能性があります。
首や肩の筋肉の不均衡や緊張が続くと正しい姿勢を維持するのが難しくなり、その結果として前傾姿勢や猫背などの姿勢不良が生じ、脊柱や関節に過度の負担がかかる可能性があります。
また、関節の変形が進行すると、慢性的な痛みや運動制限が生じることがあります。
関節が変形してしまうことを変形性関節症、頸椎(首)で起こると頸椎症と言われます。
この運動制限についてはここまで述べたスマホ首の症状とはひと味もふた味も違う本当の恐怖の入り口になりますので後ほど解説をしたいと思います。

また、スマホ首が進行すると首や肩の筋肉の緊張に加えて、神経にも圧力がかかる可能性があります。
特に、頚椎や肩の関節の周囲にある神経が圧迫されると、神経痛やしびれが生じることがあります。
これにより、首や肩、そして腕や手に痛みやしびれが広がることがあります。
神経の圧迫が長期間続くと、神経の損傷や機能障害が生じる可能性もあります。

このような場合は頸椎ヘルニアがほとんどです。
頸椎ヘルニアは症状が長いと著しく筋力の低下を引き起こします。
最も手軽に行える筋力の検査として握力の測定を行います。
首に何かしらの症状がある場合はかなりの確率で左右の握力に差が出ます。

あまりにも症状が重い場合は手術も選択肢の中に入ってきます。

平尾駅徒歩7分のパーソナルジムオーナーが解説！心理的影響と嚥下能力

スマホ首は身体的な症状だけでなく、心理的な影響も引き起こす可能性があります。
意外と知られていませんが姿勢と心理は深い関わりがあり、心理的に凹むから姿勢が悪くなることもあれば逆に姿勢不良から心が病んでいくということもあり得ます。

首や肩の痛みや不快感が続くと、ストレスや不安が増大し睡眠障害や集中力の低下などの問題が生じることがあります。また、日常生活や仕事における活動制限や痛みの影響により、生活の質が低下する可能性もあります。
これにより、生活全般にわたって不快感や不満足感が広がり、心身の健康に影響を与える可能性があります。

また、ここからが最もスマホ首のやばいところで
嚥下能力(えんげ)が低下する
これが最もやばいスマホ首の症状です。

平尾駅徒歩7分のパーソナルジムオーナーが徹底解説！嚥下(えんげ)能力とは？

嚥下とは端的に言うと食べ物を飲み込む力です。
よく“むせる”人はこの嚥下能力が低下しています。
高齢者になると食べ物が呼吸をするための気管に入ってしまうことがあります。

健常な成人であればむせることで食べ物を気管から排出することができるのですが、高齢者の場合はこれが出来ません。
このことを誤嚥(ごえん)と言いますがこれが原因で肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎は日本人の死因でいうと第6位となっており年間4万人以上がこれをきっかけに亡くなっています。

一時期話題になった“あの肺炎”よりずっと多い数字です。

これを予防するにはまず姿勢を保つ必要があります。
最も簡単なスマホ首の予防方法はデジタルデバイスを使わないことです。
しかし現代においてそれは不可能。

ではどうするか？
定期的にリセットするタイミングを作るしかありません。
そのためにパーソナルトレーニングを活用してみてはいかがでしょうか？？

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